HOME Main Menu
犬について
どこで探すの? 性別での違い 必要な備品 子犬との接し方 おもちゃ・ケージ トイレと躾 お散歩
餌と食べ物
飼育上の注意 肥満について 犬のお手入れ
餌について
「家の子は、ローストビーフしか食べないの。お肉は最上級の物よ」
「家の子はベジタリアンだから、無農薬野菜しか食べさせないの」
「食後のデザートには、○○って言うお店のケーキをあげるの」
こんなのは、何も自慢にもまりません。
飼い主の自己満足だけで、愛犬は病気への階段という爆弾を抱えて生活する事になるでしょう。
グルメの犬などいません。飼い主が勝手に作り上げた姿なのです。

今は昔と違ってドックフードが数多く出回っています。犬の健康を考え、犬に必要な栄養素を
バランス良く混ぜて作ったものが、ドックフードです。
総合栄養食と書かれたドックフードだけ与えるので十分です。
ビタミン剤やカルシウムを別に与える必要はありません。与える事によって、せっかくのドックフードの
栄養バランスを崩してしまう事になります。

手作りのエサを食べさせたい! そう思う飼い主もいるでしょう。
実際、犬が必要とする栄養素を手作りのエサでバランス良く混ぜ込むのは、とても難しい事です。
どうしても与えたいのであれば、週末だけとか誕生日だけと決め、その時だけ味付けなしの手作り
ご飯を与えても良いとは思いますが、基本的に犬の餌はドックフードにしてください。

いつも同じエサばかりで可哀想。 そう思うのは飼い主の価値観だけです。
犬はドックフードだけでも平気です。どうしても可哀想に思うのであれば、缶詰のエサを
ドライフードに混ぜて与えると良いでしょう。一工夫して、缶詰のエサを電子レンジで軽く
温める方法もあり、これだけでも犬にとっては、ご馳走に変身します。

エサを出しても食べない。 食べてくれないからと、次々に別のエサを出したりしていませんか?
犬は、これは食べたくない!と言えば、飼い主がもっともっと美味しい食べ物を出してくれるだろうと
学習してしまいます。
食べなかったらエサを片づけて、次のエサの時間まで何も与えないようにします。
最終的には空腹に負けて食べますので大丈夫です。
犬が自分の家に来る前の所で、何を食べていたのか良く聞き、それと同じエサを与えるように
しましょう。中には急にエサの種類を変えると、下痢をしてしまう犬もいます。
 

餌の選び方
ペットショップやホームセンターなどで、エサは売られています。
各店舗での保存状態などを確認することはできませんが、買うときに店頭で直射日光のあたる
場所に置かれているエサは、あまりお勧めしません。
缶詰の場合、缶がへこんでいる・缶が膨らんでいる・サビが見えるような物は避けましょう。
ドライフードの場合、袋の損傷の有無、袋が膨らんでいるエサは避けましょう。
製造年月日が記載されているので、確認して新しい商品を選ぶと良いでしょう。
超特価になってるからと、大量に買い込む際は特に気を付けて見るようにしましょう。

購入したエサは、冷暗所に保管します。ドライフードは酸化を防ぐ為にも、袋の口はしっかり
しめます。密封できる容器に移し替えても良いでしょう。
大量のドライフードを購入した場合、チャックつきの袋に分け、袋を押して空気を抜き、冷蔵庫の
野菜室で保管する方法もあります。冷蔵庫から出した物を、直接与えるのはやめてください。
あまり古くなった物は与えず、愛犬の餌の消費量を考慮してフードを買うようにしてください。
 

犬に与えてはいけない物
基本的に犬には人間の食べ物は与えないでください。
味付けが濃い上に塩分も含まれていて、犬には不向きですので、犬にはドックフードなど、
犬用も食べ物を与えるようにしましょう。

<乳製品>
チーズやバターは高脂肪源として価値はありますが、人間用の物は食塩が多く含まれて
いるので、無塩の物かペット用を使います。
牛乳は、牛乳に含まれるラクターゼを分解できないと、乳糖を消化できずに下痢や軟便を
引き起こすので、与えないようにしましょう。ミルクは犬用のを利用します。

<塩分、味の濃いもの>
しょうゆ味や塩味の濃い物は禁物です。腎臓に負担をかけてしまうので与えないで
ください。みそ汁やカレーなどの刺激物、漬け物、揚げ物他。

<野菜類>
ニンニクやネギ類は、犬には貧血を起こす可能性があるので、与えないでください。
ハンバーグなら大丈夫と考えてる人もいるかと思いますが、ハンバーグなどの中にも、刻んだ
タマネギが入っていますので、与えないでください。

<菓子類>
チョコレートは糖分が多い上に、沢山食べると中毒症状を起こすので与えないでください。
チョコレートに含まれるテオブロミンが、原因です。

<ナッツ類>
リンを多く含む物が多いので、与えないようにしてください。
ナツメッグなどの香辛料は、幻覚を誘発する種類もあるので注意してください。

<ミネラルウォーター>
多くのミネラルを含み、中でもマグネシウムを多く含むものは、結石の原因にもなります。
水道水以外を与えたい場合は、煮沸するか浄水機を通した水にしてください。

<骨>
犬には骨というイメージがあるかとは思いますが、骨をたくさん食べることによって消化不良を
起こすこともあるので注意してください。
中でも危険なのが鶏の骨で、手羽の骨を折ってみると良くわかりますが、折れた骨の先が
シャープに尖っていると思います。犬が食べた場合、割れて尖った骨が食道や胃に刺さって
しまう事もあるので、与えないでください。魚の骨も刺さります。