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交通事故
車を運転する方は、猫を轢きそうになった経験をお持ちの方も多いでしょう。
物陰からいきなり飛び出してきて道を横断しようとします。ナゼ、こんな場所?と思うような
ところでも。走り出したら引き返すことなく突っ切りますし、驚いて立ち止まり固まって動けなく
なってしまう場合もあります。
犬にしても猫にしても、もちろん人間でも同じですが、相手がオートバイや車となると、少々の
怪我では済まない事故に発展してしまうのが普通でしょう。

交通事故で酷い外傷が見られなくても、内部に損傷をおっている可能性があります。
交通事故にあった犬猫は、人が見ると驚くほどシャンとしているものです。
ですが、かなりの損傷を受けてる場合が多々ありますので、必ず獣医師の診察を受けて
最低でも3日間は安静もしくは入院をし、容態が急変しないか見守る必要があります。
人は気持ちが悪い、ここが痛い、ボーッとするなど自分の容態を説明することができますが
犬や猫は喋ることができず、じっと我慢をするのみです。

犬を、ノーリードでお散歩させている飼い主さんの姿を見かけることがあります。
飼い主さんは、躾も訓練もきちんと出来ているし、家の犬は大丈夫!
きっと、そう胸を張って言いたいのだと思います。
人目も引きますし、格好良く見えるという優越感もあるのでしょう。
しかし、犬は車やオートバイが危険な物とは知りません。
・突然、大きな音がして驚いた
・いきなり他の犬に襲われて逃げた
・大好きな人、犬が道の向こう側にいるのを見つけた
予測不可能な事態が起き、犬が路上に飛び出してしまう事故がかなり起きています。

リードは、愛犬の命を守る命綱だと思って下さい。

交通事故が起きてしまったら、愛犬の命どころか破損した車や、避けようとして二重事故が
起きてしまったりと、そちらの責任まで負うことになりかねません。
そのような事態を避ける為にも、必ずリードで繋いでお散歩をして下さい。
また、猫を外に出している方も同じで、愛猫が戻ってこない日が来るかもしれません。
どこかで何台もの車に轢かれて、可哀想な姿になってしまう事もあります。
安全な室内で、幸せな一生を過ごせるようにしてあげて下さい。
 

誤飲・異物飲み込み
まさかこんな物は食べないだろう・・・・・
いいえ、食べてしまいます。家の子は大丈夫!なんて思わないで下さい。
異物飲み込みは、日常的に起きる数多い事故です。

糞、木片、生ゴミ、植物・・・まぁ、ここまでは食べられそうな物ではありますが、これ以外にも
ボール、ガラス片、土、石、タオル、靴下、ネクタイ、衣類、紐、スポンジ、お金、口紅、文房具、
ブロック、ミニカー、指輪、ライター、ビニール袋、ボタン、串、ストッキング、輪ゴム・・・・
どう考えても食べれそうな物ではありませんね?しかし、このような物を食べてしまうのです。
遊んでいるうちに、つい夢中になって。飼い主さんに取り上げられるのを恐れて飲み込んだ。
ストレスや寂しさから異物を食べてしまった。癖になってしまっている等々、原因は様々です。
飲み込む速度も素早く、あっという間です。

無事に胃腸を通過し、排泄されるのであればホッとするでしょう。もちろん、食べる原因を
探らないといけませんよ。その前に部屋を片づけるべきですが・・・。
問題となるのは、どう考えても排泄されない固体です。
詰まってしまった物は、開腹手術をして取り出すしか方法がないのです。
臓器に巻ついてしまったり、胃酸により物質が変化してしまったりしますし、手遅れになると
命を奪ってしまう場合もありますので非常に危険です。

異物がどこかで詰まっている場合は、嘔吐を何度も繰り返します。
食欲もなくなり、原因不明の水っぽい嘔吐が続く場合は異物誤飲を疑います。
飼い主さんが飲み込んだ異物を確認していれば、どこに何が詰まっているのかを確認する
ことが可能ですが、不明な場合はレントゲン撮影かバリウム検査をして原因を解明しようと
するのですが、レントゲン撮影で映らない異物もあります。引っ越し用の紐などが代表的です。

ゴミ箱あさりで1番事故が多いのは、焼鳥や鰻の蒲焼きの竹串を飲み込んでしまう、鶏肉の
骨を飲んでしまうことで、鶏肉の骨は手で折ってみるとわかると思いますが、折れた先が鋭利に
なります。竹串は見た目でもうおわかりですね?非常に鋭利で、喉の奥、食道、胃袋などに
簡単に突き刺さってしまいます。

室内には思いがけず危険な物がたくさんあるので、犬や猫の手の届かない場所にきちんと
保管する習慣をつけ、部屋に散らかしておかないようにします。
ゴミ箱にゴミを捨てる場合も同じで、念には念をという考えを持つようにして下さい。
 

盗難事件
残念な事に、最近は犬の盗難事件が増えています。
お散歩の途中にちょっと・・・と、愛犬をお店や金融機関の前に繋いでその場を離れる・・・
よく見かける光景ですが、飼い主を待っている愛らしい犬の姿を見て、ついつい悪魔心が
芽生えてしまう人もいるのです。

犬は自分の名前や飼い主の名前を言えません。周囲にいる人々も、その犬の飼い主が
どの人なのか?を判断するのは、最初から全てを見ているか、知り合いの犬か以外では、
ほぼ無理なことでしょう。
また飼い主さんが、店内より愛犬の様子を常時見ることも不可能です。
愛想の良い犬だと、食べ物で釣ったり、ちょっと強引に引いたり、はたまた車に乗せて
しまえば、あっという間に連れ去ることが可能で、飼い主さんが戻った時には愛犬の姿は
なかった・・・という事が現実にあちこちで起きています。
よほど特徴のある犬でない限り、再発見は難しいでしょう。
さすがに大型犬が連れ去られる事件はあまり耳にしませんが、小型犬や中型犬の連れ去り
事件はかなり起きています。

大切な家族である、世界でたった1匹しかいない自分の愛犬が盗難に遭ってしまったと
なったら、後悔してもしきれないでしょう。
人が多い少ないを問わずに、店先などに犬を繋いで離れることはやめましょう。
首輪、リード、せっかくつけた迷子札は、相手が悪意のある人間となると無意味になります。

現在も、数名の飼い主さんが盗難された愛犬を必死に探しています。
警察に依頼しても、受け付けてはくれますが、捜査の方はと言うと期待ができません。
自分の愛犬は自分で守って下さい。愛らしい子ほど盗難の確率があがるでしょう。