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2008年11月号


※新しいものほど上にあります。


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■2008年11月30日 日曜日

「日本のいちばん長い日」二日目

2時間40分の長尺を2日間連続で観る。3分毎に大事件または急展開、1分毎に新キャラ登場という飽きさせない展開、どうやってこんな膨大なカットまとめあげたのか?凄い作り手だよね、岡本喜八監督。本日のトークイベントは殿。相変わらず冷や汗かきまくり、本人じゃないよ、見てるこっちが、もうすでに保護者の立場。本人は相変わらずのマイペースと、キレのいい忘れっぷり(爆)。途中でものすごいサプライズ。椎崎中佐と古賀少佐のツーショット。殿はいろんな人から好かれるし、嫌われない。その理由の一つが「おしゃべりじゃない」ということ。トークショーのお客さんたちにはゴメンナサイだけど、誰がいるかわからないところであまり昔のこと喋るのが苦手、っていうか失礼だと思っているわけなので、そこんところヨロシク。ま、実際、忘れてるのかもしれないけど。

■2008年11月29日 土曜日

「日本のいちばん長い日」一日目

「日本のいちばん長い日」の上映イベントをグリソムギャングにて。本当の原作者である半藤一利氏をお迎えしてのトークイベントは映画の面白さを深く、広める、貴重な機会。作った人の話を伺うのは本当に面白い。叔父にもらった原作本(大宅荘一・篇、第二刷)にサインをしていただく。発行部数が少なく、あまり現存していないそうだ。中学生の頃、この映画を観て「面白い」と言ったところプレゼントされた本だったが、実は原作者として名前のある大宅荘一氏は名前を貸しただけとのこと。最近、半藤氏がご自身のお名前で発行したほうには、その後に判明した事実に基づいて修正があるとのこと。早速、購入して読んでみたい。

■2008年11月28日 金曜日

アドリブ

アドリブの効かない場面、アドリブのできない奴とは付き合わない、寿命を縮めないようにするコツ。昨日、いきなり呼ばれての今朝のプレゼン。資料、間に合うか?と焦ったが、これも日々鍛錬。パズルを組み立てるように、相手を知り、己を知り、背伸びせず、親切に誠実に向き合っていると必要な情報と、そうでない情報がキレイに色分けされる。言いたい事より、相手が知りたいことを優先する。伝えることの大切さ。

■2008年11月26日 火曜日

期待

明日は奉公先で小さなイベントがある。担当者にとっては一大事。初めてのイベント主役に向けて緊張、緊張の日々。ま、たまにはこういう大勝負もいいものだと、楽しめるようになるには、なんといっても場数である。いくらチェックしても不安が収まらない。プレゼンのポイントは「相手の身になる」ということ。簡単なようで、意外と難しい。それにはまず相手を知ることが大切。情報はネットには転がってない、生身の情報は。オフラインでしか手に入らない。ネットの時代?携帯電話でなんでも事足りる?生身の人間が持っている膨大な情報量の何千分の一、何万分の一もネットには存在しないということを忘れてはいけない。刑事(デカ)は足で稼げ!

■2008年11月24日 月曜日

DVD焼き

膨大な量のVTRからDVDへのダビング三昧。もうすぐ再生装置もなくなる(やもしれない)のでなんとなく気ぜわしい。まさかこんなに早く世の中からテープ媒体が消え去ろうとは思わなかったが、もはやディスクですらなくHDDに記録するのが当然、っていうかこんな楽なツール手に入れちゃったらもう後戻りはできないぞ、というところ。でもまだたくさんもってるLDの素材、どうしよう・・・。

■2008年11月23日 日曜日

「ボディジャック」鑑賞

柴田光太郎マニアにはすでにマストアイテムになっている映画「ボディジャック」がキネカ大森にて公開延長中。おまけに次はテアトル銀座で上映される予定とのこと。連休の中日にキネカ大森はちとキビシイ客の入りであったが、映画は期待に反して?期待していなかっただけに?笑えて、見入って、ちょっと泣けた。岡田以蔵ファンにもオススメ。浜田晃の息子である浜田学と光太郎さんの二世対決は迫力満点。正直、光太郎さんが出ているシーンはどれもこれも映画として成立していたし、スクリーンに風格があった。これ、褒め殺しじゃなくて本当の本音。意外な拾い物は浜田学。スタイル良し、ムード良し。映画俳優不在の日本映画で腰を据えて活躍してほしい俳優を発見、これもマジです。

■2008年11月22日 土曜日

かったるい

昨日の喉麻酔と鎮静剤の影響か?病院から帰るときも電車の中でグースカ寝たし、今朝も寝坊したし、まだ全身がかったるい感じでピリっとしない。おまけに大下痢で、一日合計でトイレに8往復。やっぱ余計な薬だったな、鎮静剤。

夜になったら、役人二人と奥さん一人を殺したり大怪我させた犯人が自首したというニュース。本当にこの人が犯人なのか?と疑ってみつつも、人相はソレっぽい。慎重に取調べをしている警察の説明が少ないことにイラついた新聞記者が「・・・と一方的に説明を打ち切った」と不満タラタラの記事を書けば、実は警察の人の説明のほうが説得性があり「皆さん、気が早いですよ」と釘を刺されたことに反発しているだけとはねえ。マスコミのメディアは疑ってかかれ、いわんやインターネットをや。真実は何処?

■2008年11月21日 金曜日

人間ドック当日

受付を済ませたら受診着にお着替え。すでに本日は午前中だけで予約が100人近いらしく、ずらりと並んだ受刑者、じゃなかった受診者がそろいの着衣というのは、まるで刑務所のごとし。

視力:右1.2、左0.6、おいおいこんなにガチャ目だったっけ?
身長/体重:ひ・み・つ、ただし体重は対前年比:微減
体脂肪:激減(当社比)、やっぱサントリーの黒ウーロン茶は効くらしい
LDLコレステロール:激減(当社比)、同上

そしてついに、人生初の胃カメラターイム!ハラハラドキドキ。オエオエするのが怖かったので鎮静剤を打ってもらうことにする。看護師さんが「鎮静剤っていっても全身麻酔じゃないですから」「効く人と効かない人がいますからねえ」「できればやらないほうがいいですよ、余計な注射ですし」と色々アドバイスをいただきつつ、先生の説明を受けて注射してもらい、巨大なヨダレかけをしてもらって診察台に横になって、マウスピースをくわえて・・・とここから先がまったく記憶なし。気がついたら看護士さんに「はい、終わりました〜、少しフラフラしますかあ〜?休憩室で安静にしててくださいねえ〜」と言われ、リクライニングシートに座ったと思ったら即熟睡、また看護士さんに起こされたら気分爽快。「すごく上手に飲み込んでましたよ〜次回は鎮静剤なくてもいいですね〜」と褒められたのだが、さっぱり覚えていない。もしかしたら、実は胃カメラなんてやってなかったのでは?なわけがなく、先生から撮影した胃の様子を説明してもらう。「キレイですね、若い胃です」と褒められるが、3枚目の画像のところで「ここで、寝ちゃったんですよね〜」とのこと。

鎮静剤が馬鹿効きな体質であることを発見したが、オエオエしなかったのは良かったけど、胃カメラを体験はしたけど体認してないのでなんかすごく損した気分。

■2008年11月20日 木曜日

人間ドック前夜

21:00を過ぎたら飲食の「食」が禁止なので早く退社したかったのに、こういうシチュエーションに限って仕事が降ってくる。というか、忙しいのに丸一日休もうとしているので当然と言えば当然。正月の三が日に喰っちゃ寝したかったら、大晦日の深夜までおせち料理づくりに忙殺されるという図式に似ていない事も無い。

さて、そんなこんなで帰宅は20:30、あと30分で夕食を完了しなければ!検査結果を向上させるべく、野菜の蒸し炒めと、ご飯はカルーク茶碗に半分、デザート抜きで21:15に終了。早く寝ないと!と、ここでメールチェックしたり、あれやったり、これやったり、で就寝時刻は午前1時を過ぎ。不健康全開でいよいよ明日は人間ドック。

■2008年11月16日 日曜日

「5時に夢中」とボランティア活動

柴田光太郎さんが司会をしている番組を録画してまで見ているが、毎日やっているので週末にまとめて鑑賞。光太郎さんは「ゴーオンジャー」のショーを観に行って(「日曜の朝やってる戦隊モノなんですけど、かっこいいんですよ、あれは、ぜひショーを観に行くべきですよ」とパートナーの女性司会者に熱弁を振るう光太郎さん)、赤・青・黄・緑・ピンク・金・銀の7色仮面、じゃなかったお面を購入したそうだ。いいっ!いいなあっ!いつまでたってもスレない人だなあと常々思っていたらそのとおりだった。「ボディジャック」は11月21日までキネカ大森で上映中だ。私はその日、人生初の胃カメラなのでもしも元気だったら(?)帰りに観に行くぞ!

前回伺ったときは前日に利用者さんが転んで怪我をしていたのだが、診断の結果、膝のお皿が割れていたらしい。現在、ギブス中。ところが「おかしいのよねえ、痛くないのよ」とのこと。それはなにより。日常のお買い物とかは、同年代のお友達が助っ人として連日、出動しているそうであまり不自由はなさそう。家の中は、若干ゴミゴミしていたけれどそれは、すぐ手の届くところに様々なアイテムを置いているから。こういうときの掃除は慎重に。ちょっとでも動かすと、利用者さんにとってものすごく不便になってしまうため。いつもは30分で終わる掃除機かけを1時間かけて丁寧に。すっかり恐縮されたけれども、これから寒くなるからマジで心配。

■2008年11月15日 土曜日

休日出勤

どうやら奉公先の周辺商店街でアイドルのロケがあったらしい。お店のおばちゃんが「カメナシ君が来たのぉ!」と上気していた。ところで「カメナシ」って誰?最近、やっと「嵐」を覚えたのに・・・。

オリーブオイルが切れたのでダッシュで買いに行く。近所にある輸入食料品のお店は、ちょくちょく品揃えが変わるので便利でもあり、不便でもあり。オリーブオイル初心者としては色々試せるので今のところ楽しい。今日買ったのはマンチャンティのエクストラバージンオリーブオイル。塩と胡椒をパラリとかけてパンにつけて食す。美味しい!オリーブオイルは奥が深いらしく、教示を受ける人毎に「私の一番」が違うのでこれまた楽しい。

■2008年11月14日 金曜日

プチ出張

・・・のことをひそかに「遠足」と呼んでいるが、本日は夕方から千葉県の某所へお出かけ。プレゼンをこなしてとっぷりと夜。最近の美大の学生さんってスケッチをぜんぜん描かないんですってさ。視覚の情報を手指に伝える、3Dを2Dに変換する頭の訓練はデザイナーには必須と思っていたけれど、最近はインターネット(コピペ)とコンピュータ(アドビ)が必須ということらしい。てことは停電したらお手上げだ。

最近の自衛隊にはオモロイおっさんがおるなあ、と。辞めちゃったから正確には「元自衛隊のおっさん」であるが。退職金の辞退の意思を問われて「いや、生活苦しいからもらいますよ」と来た。こういう頭の中でカブト虫飼ってるような人間を自衛隊の偉いさんにしちゃうこの国のシステムってある意味、凄いよね。平和っていいなあ。もうすぐグリソムギャングで「日本のいちばん長い日」を観るんだけど、なんかタイムリー。

■2008年11月12日 水曜日

リラックス

会社を早めに出て血流改善を小一時間。どうも担当者によってツボが微妙に外れるのだけど、それなりに効き目はあるのかすぐに眠たくなる。腰が軽くなったところで終了。牡蠣の季節なのでフライを食べようと思ったが狙いの店ががっちりお休み。中途半端は嫌なので、貧乏人の駆け込み寺であるオリジン弁当へ。おお!1個70円の良心価格、中濃ソースでほうれん草のゴマよごしを添えて食す。揚げたてをゲットしたので、存外に美味。

■2008年11月10日 月曜日

感想文

よく考えたら「どぶ鼠作戦」を最後に劇場で観たのは、就職説明会をぶっちぎって見に行った文芸座地下(当時)の「岡本喜八ワンマンショー」であった。「戦国野郎」も「結婚のすべて」も「顔役暁に死す」も、とにかく監督自薦という夢のような企画だったものだから、平日の昼、ほぼ毎日の二週間はまさにこの世の春を満喫、まだビデオもDVDもCSもなかったあの頃(遠い目・・・)。男女雇用機会均等法以前の日本だったからバイト先に売り込んですでに2社内定もらっていたという余裕のよっちゃんだったわけだし、時代がよかったんだろうね、おかげさまで今の会社に就職してとりあえず食いっぱぐれなく、グリソムギャングで「どぶ鼠作戦」に再会して、おまけにトークショーで本物見れちゃったんだから。「日のあたらない邦画劇場」にも実は本作品の感想文、書いてなかったのに気がついた。

■2008年11月09日 日曜日

祝「どぶ鼠作戦」ほぼ20年ぶりの再会Part2

トークイベントと懇親会を含めて盛り上がりの2日間でした。関係者のみなさま、お疲れ様でした。

■2008年11月08日 土曜日

祝「どぶ鼠作戦」ほぼ20年ぶりの再会

岡本喜八監督の作品の中で、殿の敵役キャラが2番目くらいにカッコよかったと勝手に認定している作品。悪役じゃなくて、敵役というのがミソですが。ちなみに1番目は「戦国野郎」ですから。で、本日はトークイベントで大変希少なお宝をゲットしたので、嬉しさ大爆発。何か私に奢ってほしい人がいたら、今がチャンスかも?

■2008年11月07日 金曜日

塩尻

本日は「あずさ」に乗って出張。ひさびさの電車婦女子。長距離移動は腰に来る。山形・東北の新幹線ではいくら乗っても腰が痛くならないのに、そのほかの新幹線や特急は1時間が限度。今日は往復隣に若い男子が乗車していたので、あの、豪快な大股開きに邪魔され、リラックスして熟睡できず。席で携帯電話をかけるのはマナー違反だが、正直、その話の内容はがあまりにも面白い。中年男子、部下の失敗をフォロー中、「わかった、じゃあ君が対策考えてあとでもう一度電話してくれ、俺が動くから」おお!これは素晴らしい!コーチングの研修における模範解答。若いけどすでに部下のいるらしい青年男子、三人に電話かけまくり「うん、じゃ、その前にゴルフ、な」の直後別の相手に「うん、見積もり出しなおしだな、なんとかなるよ、な」でまたその次に「うん、お土産、うんわかった」全部同じテンション。若い女子「あ、はい、じゃあもうすぐ着くから、迎えにきてね」どうやら久々の実家と見た、いいね、表情も優しい感じ、ただし化粧は濃い。だから、腰が痛くても電車の旅が好き。

■2008年11月03日 月曜日

平々凡々

太田記念美術館へ。今回は歌川国芳の「近江の国の勇婦於兼(ゆうふおかね)」がお目当て。狂奔する馬の手綱をふんずけて鎮めたという豪傑美女の図。よい子は決して真似しないようにね!立体的で西洋風の絵柄にワクワク。躍動的な馬の筋肉を含め、立体的な描写、猛る馬が踏み鳴らす蹄の音が聞こえてきそう。「仮名手本忠臣蔵」のシーンも画面の隅から隅まで1枚見終わるのに10分くらいかかる、飽きない、いや、面白い。一瞬の肉体、表情、ユーモア、留めている。アイデア、素晴らしい。都心に住んでいて本当によかった、歩いていけるところにいくらでも感動できるモノ・コトが溢れている。

小腹が空いたので昼に近所の仏料理惣菜店にて、鶏のレバーパテを購入。レバーは苦手だが、ここのパテはぜんぜん臭くないし、あの、胃に残る生臭さというか血の味もサッパリ、塩梅良し。ライ麦入りのパンを、塩コショウしたオリーブオイルにちょっと付けて、パテを乗っけてグシャと食べる。美味しい〜満足。静かな連休最終日。

■2008年11月02日 日曜日

フタバスズキリュウとジロ

国立科学博物館へ行ってみた。恐竜の化石というか骨というのを一度は見てみたかったので。上野の森は今日も大混雑。連休の中日に行くほうが悪いのでここは文句を言わない。そこにあったのがフタバスズキリュウの骨と、南極から奇跡の生還を果たしたジロの剥製。フタバスズキリュウ、なんだかカッコイイ。ちなみに首長竜って恐竜じゃなくて爬虫類だそうだ、知らんかった。筆者の実家で最初に飼った犬が樺太犬だったので、そっくりなジロにはちょっとウルっときた。あまり解説がないので、来場者の大多数は子供、その親も含めて人気は、ジロの傍に展示してあった忠犬ハチ公のハチの剥製に集中。ちょっと悲しい、贔屓筋が負けているのを目の当たりにするのは、勝ち負けじゃないけど(笑)。江戸時代の女性のミイラも展示されていた。屈葬されている姿がちょっと恥ずかしそうにしているように見えたので、なんだかジロジロ見るのが気が引けた。発掘当時は素っ裸にされて検査(ちょっと危ない表現だけど)されていたが、展示は布を巻いた状態で。同じ人間、同じ女性として、さらし者にするのは、なんだか可哀想。ことほどさように科学というのはデリカシーの対極にいる。

■2008年11月01日 土曜日

耳の穴はデリケート

地元の耳鼻科へ。そこはCCDカメラで自分の耳の穴の様子がモニタリングできるというありがたい?病院。まずは先生、左右の耳の周囲の皮膚をチェック。痒いというか痛いのは耳の穴の中なのだが「皮膚の状態は外側を見ればわかりますので」とのこと。そしてズバリ「感想肌ですね、それにちょっと肌荒れしてます。何かにかぶれたんですか?」スルドイ!シャンプーの原液が耳たぶの裏の頭皮に残りやすく、すすぎが不十分だとすぐに赤くなって、カサカサになって、無意識に掻いちゃって、ボロボロと皮膚が剥がれ落ちてしまうのである。そして耳の中の映像。右の耳の中も、耳垢ではなく皮膚がカサついていて状態としては良くない。そして痛くなった左耳の映像。何かに引っ掻かれたような傷口に湿ったカサブタができている。「だいぶ治りかけてますけど、相当ひどかったんじゃないですかね」とのこと。口を大きく、あごを動かすだけでズキズキしていた原因は、顎の骨とかじゃなくて、耳の中に原因があったらしい。シャンプーでかぶれないように、周囲をよーくすすぐので最近、耳の穴の中に水が入ることが多く、なんとなく嫌なので綿棒でゴシゴシ、毎日やっていたのが原因。荒れた表皮が、少し痒かったので小指でガリガリやったときに傷ができて、化膿したというのが先生の診断。抗生物質を耳の穴に充填して、10分ほど放置してから流すという薬をもらって帰ってきた。

午後はフィルムセンターへ。開始時刻を15:30だと思い込んでいたら到着早すぎ。ところが最近は老人サロンと化している「広場」には早くも大勢の高齢者の方々が四方山話に花を咲かせていた。と、背後で椅子とテーブルの間隔が狭くて通れないとか、勝手に設備を移動するなとか、なんとか、高齢者同士の抗争が勃発。どうも最近の高齢者はキレやすいので困る。上映中、途中で睡魔に敗北した若い女性客が居眠りぶっこいてしなだれかかったのが気に入らなかったらしく「やめなさいよ!なんべんやるのよ!もっと早く気がつきなさい!」と声を荒げる老婦人。人間、いくつになっても悟れないものですなあ。ま、こういう体たらくになっても堂々と生きていていいんだ!というお手本でもあるわけで。映画のほうは、中村錦之助のワンマン映画「祇園祭」で、ほぼ満員。監督が山内鉄也だからテレビ的な演出になるだろうというのは最初から分かっていたが、派手で分かりやすいのが楽しいけれど、安っぽいと言えばその通り。長えよ、とにかく。途中で寝ちゃった人の気持ちも理解できるというもの。ちなみに、社長つながりで三船敏郎が御歳50になろうかというのに、馬に乗って大暴れ。他の人はブリティッシュの鞍を細工したものだったが、三船さんだけは和鞍(日本の鞍、木製)、サービス精神旺盛である。中村一門、ぞろぞろと。最後の最後に中村光輝(現・歌昇)まで出てたような?美空ひばりと高倉健はノンクレジットのほうがよかった。しかし、健さん、京都の俳優(正直、錦之助とか鶴田はかなりの小男)の中に入るとデカイなあ。東京だと目立たないんだけどさ。

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※本文中敬称略


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「日のあたらない邦画劇場」

file updated : 2008-12-31