2006年08月号 |
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※新しいものほど上にあります。 |
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■2006年08月26日 土曜日 (先負) 地鎮祭。 前日に設営されたテントに、早朝から神主さんがやってきてテキパキと一人で祭壇の準備。そのうち建築会社のスタッフが到着し、パイプ椅子や机を並べる。詔が終わったら、いよいよ鍬入れである。 あの、施主になった実感に浸れると言う説と、かなり恥ずかしいと言われる鍬入れの儀式。草刈と鋤入れは業者だが、鍬入れは施主のミッション。一応、声はって「えい!えい!えい!」ってやってみた。わ、やっぱ恥ずかしい〜!ついに大借金生活に突入するという実感をつくづくと得た筆者である。 ちなみに供物として用意された果物、野菜、昆布、椎茸などのおめでたい諸々は神主さんが準備してくれたのだが、問題なのはその中の乾物類である。いくらなんでも「ふえるわかめちゃん」は勘弁してほしかった。しかも式が終了したら回収されたので他家の地鎮祭へと流用(筆者のところもすでに流用かもしれないが)されるのであろう。ま、玉串料が3万円だから、仕方ないか。 ■2006年08月25日 金曜日 さて、筆者の実家ではアパートを建設することになったので近隣住民に挨拶をすることになった。当然ながら「お父さんは?」と訊かれるので事情を説明し、ご挨拶をしていなかった失礼をお詫びし、という行脚なのだが気がつけば周囲の何軒かはすでに空き家である。高齢者のみが住んでいて無くなった後、どういうわけか放置プレイ。遺産相続でモメてるのか?それとも建築基準法の関係で新築や改築がままならないのか?夜、真っ暗になる家というのはなんとも物悲しい。 近隣挨拶で肝心なことは「家を建てさせていただく」という謙虚な姿勢である。誰が他人の家の新築を喜ぶだろうか?あらどこからそんなお金が出てくるのかしら?さぞやうるさくて仕方ないでしょうね?路上駐車が増えて困るわ!と笑顔の向こうに怒りや嫉妬が潜んでいるのが普通である。ここいらへんが近所付き合いの難しいところ。 ■2006年08月24日 木曜日 2007年1月「スウィニートッド」が再演されるのであるが、1981年版には殿が出演されていたので筆者は当然ながら何度も見た。帝劇に不似合いな血なまぐさい内容であることと、キャスティングに対する不満をパンフレットに記載するという大人気ない頑固者の鈴木忠志と東宝が大喧嘩して以降、再演される機会に恵まれなかったのであるが、当時も初日から徐々に口コミで評価が高まり楽日はチケットの入手がどえらく困難であった。 殿の演じた役は悪役のターピン判事。権力をカサにきてやりたい放題の挙句に主人公に殺されるわけだが、ロンドン版のレコード(当時よ、当時)を聞いたり資料を読んでいると単なる暴君ではなく、若い娘に横恋慕するダメ男という風情も要求される複雑な役どころだった。 が、いかんせん、日本版では判事が「ジョアンナ、ジョアンナ」と繰り返すダメ男炸裂の歌がカット(歌詞の内容もちょっとアレだけど、たぶんそれは歌唱力の問題、変調に次ぐ変調でまじ、アレ歌える日本人俳優はいるの?ってほどに)されたので高圧的な印象だけが残ってしまったのがチト悔しい。あの役どころを存分に演じきれてればその後のオファーが確実に変わっていたんじゃないかと思われ。 運命って皮肉ね。 ちなみに初演のとき、カッコイイ若い船乗り役だった立川三貴が、今回なんとターピン判事役とのこと。役柄のイメージとしては格下げ?いや、筆者は昇進と呼ぶ。そういえば「水戸黄門」方面でも悪役のしかも偉い人でブイブイ言わせているらしいミッキー(注:筆者は立川三貴さんのことを愛情を込めてこのように呼んでおります)、確実に殿の後継者。 ■2006年08月21日 月曜日 ごくあたりまえのように出社し、スムーズなパスワード入力でお仕事開始。500通超のメールをダッシュで読みきって無事終了。全国的にあまり夏っぽくなかったせいか?色黒になっている社員は少ないようだ。それとも紫外線による皮膚への悪影響に敏感になっているのか?それとも加齢によるものか?毎年確実に上昇している弊社の社員の平均年齢。 ■2006年08月20日 日曜日 夏休み終了。 個人的に16日も夏休んでしまったので明日からの会社員生活に戻れるかどうか不安であるが、20年のサラリーマン生活の経験に鑑み、ごくフツーに何事も無かったかのように復帰できるのである。人間、金がかかっていると真剣度合いが違うのだ。 ■2006年08月17日 木曜日 風呂掃除。 ゴーグルにマスクにゴム手袋にもんぺ装着、カビキラー1本使い切ってかなりぴかぴかに復活した浴室であるが、残念なことにプール臭いのが困る。ようするに塩素である。せっかくキレイにしたのだが終日換気で使えなかった。先日はマイペット1本使いきりで台所の掃除を完了。壁紙とかをリフォームすると、そこに置かれている家具や器具の汚さがクローズアップされてしまうのだ。大汗かいて掃除した後は心地よい筋肉疲労なのである。大金はたいてスポーツクラブ行ったり岩盤浴するくらいなら毎日、大掃除したほうがインナーマッスル鍛えられていいんじゃないか?マジで痩せるし。 ■2006年08月15日 火曜日 同じ分量で。 この日になると近年、特に思うのだけど、太平洋戦争の被害的部分と加害的部分を50%づつくらいにできないもんだろうか?そろそろ戦後世代が過半数なのだから、今のように被害的部分だけをバカスカやってると中国や朝鮮や韓国みたいになっちゃう気がしてとても不安だ。靖国神社なんてどうでもいいから、なぜこんなにたくさんの人がいろんな国でどうやって死んだのか、ちゃんと解説してほしい。そういう番組をアジア諸国、アメリカとだっていいから作ってくれないか?>テレビ局。身内や仲間が死んで悲しかったり悔しかったりするのは戦勝国だろうが敗戦国だろうが同じ、だろ? ■2006年08月14日 月曜日 停電。 会社の夏休み初日、実は先週ちょっとお休みしていたのでメールチェックのために休日出勤しようと朝、地下鉄に乗車、乗り換えの駅まで来たとき「東京電力の・・停電がありました。お客様には大変ご迷惑をおかけしますが××線へ乗り換えてください」と車内アナウンス。そっちの電車でも大丈夫なので早速乗り換え、座席に座ったとたん「お客様、この電車は停電ありました関係でしばらくこの駅に停車します。電車は動いていますが先の駅で停車中の車両があるためしばらく停車します。○○線へ乗り換えてください」とやや声がうわずった車内アナウンス。え?いま乗ってきた電車だよ、○○線ってば!ホームに仲良く2台とも停車している状態なので、これは何か大事だな、とわかる。ともあれ外は暑いし、すぐに動くだろうとそのまま乗っていたら駅の照明がバンッ!と消えた。非常灯と電車の照明のみ、薄暗いホームでしばらく他の乗客とともにボサーっとしてたら「東京電力の送電が不安定なので駅の照明を消しました、大変危険な状況なので地上へ出てください、誘導します」と駅員が照明片手に乗り込んできた。しかたなくグズグズ階段を降りて、上がって、地上への階段付近まで来ると、エレベータ前に5、6人の駅員が貼りついている。どうやら中に人が閉じ込められたらしい。それも3基とも。地上まで誘導してくれるはずの駅員はそこに集結してて誰も来てくれないので、仕方なく一人でとぼとぼ外へ出た。 バスは通常通り動いてるし商店の明かりも点いてるし、でバスに乗ってターミナル駅へ。と、そこはもうお祭り騒ぎになっていた。バスターミナルは長蛇の列でどこが先頭で尻尾やら不明、タクシー乗り場は終戦直後の買出し状態、奪い合い。とうとう出社をあきらめてスタバでアイスコーヒー飲んでとっとと帰った。ああ、疲れた。 ■2006年08月10日 木曜日 続々リフォーム中。 「プラネットアース」と「硫黄島 玉砕戦 〜生還者 61年目の証言〜」とNHKの独壇場的良品番組が目白押しである。ちなみに「プラネット・・」のほうであるが緒形拳の登場シーンは要らないので今からでも削れないだろうか?素材の尺が足りないので撮影苦労話とかの埋め草なのかもしれないのだが、喋りがタメ口なので不快。 リフォームの教訓。部屋を一箇所キレイにするとそこに置かれている家電とか、建具とかの汚れが物凄く目立つのでついつい新しいものに替えたくなりますが、そこをぐっと我慢してキレイに掃除してあげましょう。じゃないと金がいくらあっても足りません。 ■2006年08月08日 火曜日 続リフォーム中。 かなりエコロジー化が進んでいるのであるがやはり塗料や接着剤の匂いがこもるので窓は全開放、換気扇大活躍。というわけで外出不可能な日々、感想文アップはしばしお待ちください、って要するにいい訳でスイマセン。 都心にローカルな香りが立ち込めてまいりました。方言もあざやかな中学生の皆様が入れ替わり立ち代り徘徊中でございます。現地人には珍しくないシロモノでも観光客の皆様方には得がたいお土産となるのは田舎も都会も同等であるが、都会のそれらは再生可能だが、田舎のそれらは再生不可能であることを忘れないようにしたいもの。 カラスが高度を下げ近隣住宅の屋根のアタリをブンブン飛んでいる。体の大きな彼らにとって遠出して雨にあたることは死活問題なので、あきらかに雨が降る予感。これで夏も終わりなのか?どうする?お盆休み! ■2006年08月07日 月曜日 リフォーム中。 本日は税務署さまの出張所へ行ってきた。公僕に対する筆者の取り扱い規定は「迷える子羊となれ、脊椎で対応せよ」である。感情のスイッチはすべてOFF、知能レベルも中学生以下に設定、何言われても「だって私バカなんだも〜ん」という拡張子つきで回答。ちなみに筆者が居住する地区の出張所の法務局で収入印紙を発行してくれるオバサマは18年前から同じ人である、愛想薄口、化粧濃口、対応タメ口、である。で、筆者はこのオバサマにだけは少々異なった対応をする。「収入印紙、××円」しか言わない、「ください」すら言わない、するとオバサマは「あ・・はい」と素直である。これが「○○申請書が必要なのでおいくらでしょうか?」などと質問しようものなら「それは△△円、と、こっちが△△円よ、いい?」てな具合で居丈高にご説明あそばすのである。強気に出たほうが良い相手とそうでない相手を瞬時に見分ける技術(鼻)は、人が社会で生きていくうえで最も重要な能力の一つであると信じる。 ■2006年08月06日 日曜日 何時の間にやら8月になってしまいやっと夏らしくなったと思ったら、もう台風が来るらしい。季節がよくわからんな、とにかく今年の秋は果物があまり美味しくなさそうなのでガッカリだ(予感)。郵便局さまが筆者宛の郵便物を仕分けの機械で破損、そらもう三分割(一部、首の皮一枚で接続、さらに一部は紛失)状態でしかもそれが保険屋さんからの連絡だったもんだから大慌て。ちなみに郵便局さまから届いたお詫びはこんな感じ・・・ (冒頭部分省略)・・・このたび、あなた様あての大切な郵便物を機械処理中に損傷させてしまいました。誠に申し訳なく、ここに深くお詫び申し上げます。郵便物をお送りいたしますので、お受け取りください。郵便物の取扱いにあたっては、日ごろから丁寧に取り扱うよう十分注意しているところでありますが、なお一層万全を期してまいりたいと存じますので、何とぞご容赦のほどよろしくお願い申し上げます。 きっとたぶんいくつかある定型フォーマットを使用したものと思われ。なんとなく所々ひらがなになっているのがものがなしい感じである。 |
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※本文中敬称略 |
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file updated : 2006-09-03