マーブル・ロード（エフェソス遺跡） エーゲ海沿岸の古都エフェソスの遺跡はローマ時代のものである。マーブル・ロードは大劇場からセルシウス図書館まで大理石で敷き詰められたメイン道路でその昔クレオパトラとアントニュスも通ったと言われる。途中にハートと女性の顔を彫り、左足で娼婦の館の館の方向を指している石の看板があるのも興味深い。
	セルシウス図書館（エフェソス遺跡） 紀元１３５年ユリウスがアジア州の総督だったセルシウスに捧げるため造らせた図書館と言われる。当時１２万冊の蔵書を誇り、アレキサンドリアやベルガマと並ぶ三大図書館に数えられていた。
	ベルガモン遺跡（ベルガマ） ヘレニズム時代からベルガモン王国の首都として栄えた都市の壮大な遺跡。この写真は３３０ｍの丘の上のアテナ神殿やトラヤヌス神殿等があるアクロポリスの上市である。ここにあったゼウスの祭壇はベルリンのベルガモン博物館に実物大で復元されている。なお、中心街の南西２キロにあるローマ時代の医療施設の跡アレクレピオンも当時の医療法などがしのばれて興味深い。
	トロイ遺跡の木馬 詩人ホメロスの叙事詩「イリアス」の木馬で有名なトロイの遺跡は第一市（紀元前２５００−３０００年）から大九市（紀元前３３４−５００年９ものが折り重なった複雑な遺跡である。「イリアス」を信じたシュリーマンの発掘によってトロイの遺跡が発見された。遺跡の入り口にあるこの木馬は１９７４年形も大きさも伝説に忠実に復元されたものと言われる。