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2007年03月号


※新しいものほど上にあります。


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■2007年03月31日 土曜日

斎藤達雄。

私の母方の祖父(クォーター)の写真を見ると実は斎藤達雄によく似ている。なんと、年齢もいい勝負のようだ。おまけに祖父の身長は180cm超であったのでこれまたソックリ。ちなみに亡母の身長は昭和ひとケタ生まれなのに160cm超であった。

さて、そんなことはさておき。

本日で殿は74歳になったのである。めでたい話ではありませんか。名実ともに(失礼)おじいちゃんだし(爆)。

■2007年03月30日 金曜日

六本木。

今日は朝から東京都の都心の六本木というところで会議である。六本木といえば東京ミッドタウンが本日グランドオープンらしい。筆者は昔、陸自に友達(お馬のお友達)がいて、六本木の防衛庁へご飯を食べに来たことがある。ご飯、といっても要するに昼飯時にたまたま近所で撮影の仕事をしていて、そのまま遊びに行っておごってもらったのである。緑が多くて静かな場所だったが、今日、帰りがけにみたらビルだらけで人がいっぱいいて、昔の面影ゼロだった。おごってくれた友達も今は出世して広島にいるのでなかなか会えなくなった。ひょっとしたらネパールへ行くんじゃいないかと思っていたが。

■2007年03月28日 水曜日

植木等さん。

植木等は実は二枚目である。声もいい、踊れる、態度もスマート。黒沢明の「乱」撮影を控えて植木さんは東京の某乗馬クラブに練習に来ていた。当時はほかの俳優さんも大勢練習に来ていたので、当時まだ学生だった筆者は、そうした俳優さんたちのレッスンに何度か付き合った。「付き合った」というのはそのころ乗っていた馬がまだ若く、やたらと走りたがる(暴走はしない、スピードの加減ができないだけ、止まることは止まる)ので下乗りをするときは広い馬場でギャロップ寸前くらいで走らせないと落ち着いて練習ができなかったのである。そこで、このギャロップが時代劇では重要なので、筆者の乗った馬の後ろに1頭、ないし2頭が続いて駈足の練習をしていたのである。馬は付和雷同しやすい、前の馬が走ると自然についてくるという性質があるから、駈足発進ができなくてもとにかく落ちないように「慣れる」ためにはこういう練習が必要だったのだろう。寺尾聰、根津甚八、加藤和夫、伊藤敏八、加藤武も来ていた。植木さんの練習は常足(なみあし)と速足(はやあし)だけだった。映画を見たら乗ったまま動かない役だった。そばで見るとおとなしくて穏やかな感じの人だったが、笑い声だけはあのまんまであった。合掌。

■2007年03月25日 日曜日

地震と春の嵐。

東京は昨晩から台風まがいの荒天。と、思ったら9時半ごろにアニメが突然中断され能登半島に大地震のニュース。能登半島といえば、今から十年くらい前に友達と温泉めぐりをした場所。のんびりとした感じのいい一帯が、がけ崩れやら、道路陥没やらで気の毒な様子になっているのが次々と写されていた。しかし、現場のひっくりかえった鳥居の中継に力が入るあまり、被害者の有無についてろくなコメントしなかった某民放の記者にはあきれ返った。冷静にしろとは言わないが、興奮するのはやめましょう、お祭りじゃないんだから。その点、NHKはさすがだな、と思った。受信料払う甲斐があると実感するのはこういうときだけだが。

■2007年03月24日 土曜日

フィギュアスケート。

安藤美姫が優勝したそうだ。浅田真央も二位になったのか。日本人が活躍するとなんとなくうれしい、こういうときだけ俄か愛国心が萌え、である。ちなみに筆者は氷の上が苦手、ようするにやったことがほとんどないのでアイススケートできる人は無条件に尊敬する。

今日もフィルムセンターへ。和製「レ・ミゼラブル」という映画を観るのだ。相変わらず場内の平均年齢は高いが映画は二時間超え、展開が面白く飽きさせない。が、原節子のかったるい芝居だけは勘弁してほしかった。小杉義男が子供をだしにして金儲けをたくらむ因業親父。これに懲りて後に悪魔っ子を育てるに至ったのか?小杉義男は戦前からすでに顔が怖い。

■2007年03月21日 水曜日

吉永小百合のCM。

「すっきりの人、増えてます」なんて台詞をよくも小百合ちゃんに言わせたなっ!許さん!何がすっきりなのか!女優さんはトイレなんか行かないんだぞ!きぃ〜っ!

■2007年03月20日 火曜日

船越英二。

古い日本映画専門の「日のあたらない邦画劇場」Webのヒット数が急上昇する理由のひとつがヴェテラン俳優の訃報である。船越英二さんの場合は「怪談 蚊喰い鳥」へのアクセスが集中していた。テレビドラマなら「時間ですよ」が有名なのだが映画だと意外と変な役、というか一ひねりした役が結構ハマリだった。「黒い十人の女」とか「穴」とか。モダンで明るい二枚目なのは池部良と同じだが、表情をぱっと変えて冷酷な役もできた人。息子、もっとがんばれ。

■2007年03月18日 日曜日

寒い、寒い、東京

国立近代美術館フィルムセンターへ。500円で綺麗なシートで映画を見られるのはありがたいこと。学生時代に通っていた頃は学芸員が妙に生意気でムカついたが火事を出してから(これもずいぶん昔だけれど)後は妙に愛想がよくなったような気がする。池部良の「トイレット部長」を鑑賞。巨大なスクリーンいっぱいに便器が大写しになったり、池部良がウンチングスタイルで大真面目に台詞を言うのが大笑い。やっぱ東宝のサラリーマン映画はいいなあ、何も考えてなくて。

■2007年03月16日 金曜日

寒いけど花粉は絶好調!

すでに薬物(トレーネ鼻炎薬)依存の今日この頃、カピカピに乾いちゃうのでついゴシゴシと鼻をこすってしまう。ああ小鼻の皮膚が剥けてしまった(とほほ)。

■2007年03月14日 水曜日

日本科学未来館(東京)

お台場のテレコムセンター駅からテクテク歩いていくとあるなんとなくSFな建物。今日はそこで会議をするのだ。毎度のことながら会議の事務局というのは大変だ。何が起こるかわからない、どんなリクエストがくるかわからない。今日の一番の目玉はプレゼンターのノートPCが案の定、フリーズしまくったこと。欧州ではこういう事態が起きるとそれは概ねMS社のOSであるため「It's typical Microsoft!」の一言で会場は一気になごみ、プレゼンターも救われるというシーンがあるそうだが、残念なことの本日はApple社のOSが原因であった。最後は無事につながったが後半のタイムテーブルが押せ押せになって気が気じゃなかった。

■2007年03月11日 日曜日

NHKスペシャル「介護の人材が逃げていく」 あなたの老後は大丈夫?

・・・なわけがない。あんな低い時給でいまどき上澄みにいる人材が採れるわけがない。実父が入っていた施設はまともなほうだったと、ここしばらくのNHKの介護系番組でつくづく認識。人がいない、圧倒的に少ない、いてもトロい、したがって死角ができる、事故が起きる、人が少ない→手と目が足りない→転ぶ→折る→寝たきり→チューブ→入院、こういうコースにはまった人を最後の病院で大量に目撃してしまった筆者には身につまされすぎる番組であった。こういう現実を知ってると松岡農相の「いまどき水道の水なんか飲んでる人はいないでしょう」という激馬鹿発言が「パンがない?ならケーキをお食べなさい」くらいに聞こえてくるのである。ちなみに筆者は自宅で、水道水を沸騰させて茶を飲むし、湯冷ましの水を飲んでいる。この国に革命は起きないかも知れないが、滅亡くらいはするかもしれない。そんな気がする今日この頃。

■2007年03月10日 土曜日

今日はあっちこっちと忙しない。人と会う約束を午後に2件いれてしまったので私用の外出は午前中に集中処理。ところで最近、振り込め詐欺対策として、多額の振込みは窓口でないとできない。しかし手数料はがっつり取る、勝手に限度額を設定しておいて手数料は取る。こんなことやってっから銀行はいつまでたっても社会の善玉になれないのだ。

「ディープインパクト」といっても馬の名前じゃないほうをテレビで鑑賞。「戦争のはらわた」でめちゃくちゃカッコよかったマクシミリアン・シェルも、ドテッパラの立派なおっさんになってしまったが、あいかわらず女の肩を抱くのはうまい、ってなんのこっちゃ?

■2007年03月09日 金曜日

北朝鮮との作業部会と西武ライオンズの裏金が同じ重さの日本のニュースってどうよ?

あと、議員の光熱費ちょろまかし事件とか。日本が平和なのか、誰かの確信犯なのか知らんが、ちょっとあまりにも・・・と最近絶句の筆者である。先日、大暴落で大騒ぎになった株価がグイグイ回復してきたので、震源地(国)のファンド(ここ数年で最安値にダウン中)を購入。地球上でなにがどうなっていようとも、経済活動は止まらないものであるなあ・・。

■2007年03月04日 日曜日

花粉が絶好調の東京である。今、ゼファーマ社製の「トレーネ鼻炎薬」を愛用中。他の鼻炎薬(市販)ではどうしても耐え切れないほど眠くなってしまうのだが、これはあまり(むしろよく眠れる?)眠くならないし、喉もヒリヒリしないのでよい。1日1錠、どうしても鼻水とか涙とかくしゃみとかを止めねばならないときに服用している。当然、本日のように暖かい日はマスクもびっちりで完全防粉である。

■2007年03月02日 金曜日

お仕事で新横浜へ。今、駅が大改装中なのでただでさえ方向音痴な筆者は構内でオロオロするばかり。だが同じようにウロウロしたり途方にくれている人がたくさんいたのでなんとなく心強かった。昼食にホテルの食堂をチョイスしたら、これがまあ有閑マダムと子マダム(娘)のカップルやダブルデート、トリプルデートでほぼ満席。隣席の母娘2組の会話のテーマはダイエットに通販で購入可能なスグレモノについて。娘が必死に母親へオネダリしているのである。母親いわく「そうねえ、MAX20までならいいわよ」とのこと。20万円もするのか?そのブートキャンプとかいうのは?

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※本文中敬称略


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「日のあたらない邦画劇場」

file updated : 2007-05-06