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犬の発情・性成熟
【 雄犬 】
大人に近づいた雄犬は、片足をあげてマーキング行動を取るようになります。それと同時に
尿の匂いもやや強くなり、散歩中にある雌猫の尿や散歩中に出会う雌犬のお尻に興味を
示すようになります。
完全に性成熟すると、ほぼ1年中発情していることになり、交尾可能な雌犬がいれば常時、
準備万端という意味になります。雄犬には「発情期」という決まった期間はありません。
散歩中に発情中の雌犬に出会うと、興奮してしまいコントロール不可能になる事もあるので
注意が必要です。雌犬を巡って他の雄犬と喧嘩に発展することもあります。
個体差がありますが、およそ生後9ヶ月以降あたりより性成熟が始まります。

【 雌犬 】
性成熟すると、雌犬には独特の発情が定期的にやってきます。
外陰部が腫れ上がり、出血があります。中には出血がない雌犬もいますが、出血がある場合は
ペット用や人間用の生理用品を利用すると良いでしょう。
発情は3段階に分かれていて、腫れた外陰部が元に戻るまで20日間ほどかかり、年に2回
発情が来ます。この間に外で雄犬に出会うと、しつこくお尻に顔を突っ込まれる事になります。
個体差がありますが、早熟な雌犬ですと生後6ヶ月より前に初潮を迎える場合もあります。
大型犬より小型犬の方が早熟な傾向にあります。
 

猫の発情・性成熟
【 雄猫 】
性成熟すると、雄猫はスプレーと言って強烈な匂いのオシッコを、部屋中にするようになります。
夜に普段と違う大きな鳴き声を上げ、徘徊する様子も見られます。
適切な時期に去勢手術を受ければ、スプレーの心配はありませんが、まれに長期期間スプレーを
していた雄猫は、去勢手術を受けてもスプレーを止めない場合があります。
去勢手術を受けない成熟した雄猫の場合、1年中発情期となります。
これは、発情している雌猫がいれば、いつでも準備OKと言う意味です。
個体差がありますが、生後6-12ヶ月の間に性成熟します。

【 雌猫 】
性成熟すると、雌猫には独特の発情が定期的にやってきます。
腰をくねらせ、大声で鳴き叫びます。雄猫を求めて脱走する場合もあります。発情期に脱走
されると、見知らぬ外猫の子を高確率で身ごもることになります。
発情は3-6日ほど続き、通常ですと年に3-4回程度ですが、室内で快適な温度に保たれている
場合、毎月発情がきてしまう事もあります。
発情中の雌猫の中には、トイレの躾が乱れ困った場所に粗相をしてしまう個体もいます。
早熟な雌猫ですと生後半年未満で最初の発情が来てしまう場合があります。
個体差がありますが、生後8-12ヶ月ぐらいに最初の発情が来ます。
 

去勢手術
去勢手術を受けることにより、子孫を残すための本能から解放され、かなわぬ恋で日々
悶々とする生活から、ゆったり楽しく日々を過ごせるようになりますし、攻撃的な性格の
雄犬は、去勢することによって攻撃的な部分が減って少し落ち着きます。
前立腺肥大など、雄に発症しやすい病の予防になります。
猫の場合は、スプレー行動や雄叫びを制止することができます。

【犬】
生後半年以降から去勢手術が可能です。

【猫】
生後7-8ヶ月以降可能ですが、男性ホルモンが尿道の発達に影響を及ぼすので、成長の
度合いを見て手術をします。早すぎる場合、尿道が未発達になってしまうためです。

【 手術内容 】
睾丸の摘出手術で、猫は縫合はしませんので抜糸の必要はありません。
その日のうちに自宅へ帰ることが出来ます。
 

避妊手術
避妊手術を受けることにより、発情中の精神的負担、肉体的負担を回避できます。
子宮蓄膿症、卵巣・乳ガン・乳腺など雌に発症しやすい病の予防になります。
お産経験のある雌でも、子宮蓄膿症になります。
猫の場合は、発情によるトイレの乱れ、近所迷惑な鳴き声がなくなります。

【犬】
生後半年以降、最初の発情前に避妊できるのが1番良いのですが、発情後でもかまいません。
但し、発情中は出血を伴い危険な状態になる事もあるので、発情中の避妊手術は行いません。

【猫】
生後4ヶ月以降から避妊手術が可能ですが、成長度合いを見てあまりにも幼いようでしたら少し
先に延ばす場合もあります。

【 手術内容 】
犬猫共に、卵巣のみの摘出手術となります。
ストレスを軽減させるため、できるだけ早くに安心できる自宅に戻って療養できるようにと、
特に問題がなければ半日入院、もしくは1日入院となっています。
およそ1週間後に抜糸をします。