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旅行時期:1993年末ー1994年初

ポルトガルの冬は雨季にあたり殆ど毎日しとしとと雨に降られて鬱陶しい旅であった。
ポートワインで知られるポルトガル第二の都市ポルトからスタートし、プラガ、ギラマンエス、、アベイロ、フサコ、コインブラ、バターリヤ、トマール、ファティマ、アルコバサ、ナザレ、シントラ、ロカ岬、リスボンと大西洋岸に沿って約350kmを南下するバスの旅であった。
ユーラシア大陸の最西端に位置しかって海洋王国として繁栄したポルトガルは、イスラム文化の影を残し中世キリスト教文化を引き継ぎ、どの町へ行っても教会や修道院が多く教会見学の感があった。
それにしても、スペインの賑やかなフラメンコに比べポルトガルではどうして人生の切なさを歌いあげる憂鬱なファドが生まれたのであろうか。