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旅行時期:1989年8月中旬

フィンランドの首都ヘルシンキ(「バトルの女王」といわれる)で美しい街並み、港の岸壁前の広場カウパトリ、シベリウス公園などを見学後、ラップランドのイヴァロへ。ラップランドでは北極圏の夏の風景とラップ人の生活をかいま見ることが出来たが、残念ながらこの時期には太陽は夜10時頃沈み翌朝2時頃顔を出すとのことで本当の白夜は体験出来なかった。
スエーデンでは北欧で最も美しい街と言われるストックホルムと郊外のメーラレン湖のローヴェン島にある現国王一家の住居「ドロットニングホルム宮殿」を見学した。
ノルウェーの首都オスロでムンク美術館、フログネル公園(グスタブ・ヴィーゲランの人間の誕生から死までをテーマにした多数の彫刻を展示している)、ヴァイキング博物館などを見学してから、ノルウェー西南海岸でゲイランゲルフィヨルド、ブリクスタル氷河やソグネフィヨルドなどを観光。
オスロから豪華客船で一夜を過ごし、翌朝デンマークの首都コペンハーゲンに到着。デンマークではコペンハーゲンの街やその近郊にあるクロンボー城、フレデリクスボー城、フレーデンスボー城などを見学した。
白夜は体験出来なかったが北極圏の針葉樹林とトナカイのいる景観を見、水の都ストックホルムの街の美しさに感嘆し、ノルウェーではバイキングの昔に思いを馳せフィヨルドの清冽な景色を堪能することが出来て素晴らしい旅であった。また、この旅行を通じてシベリウスやグリーグの曲あるいはムンクの画が民族性や気候・風土に深く根ざしたものであることを痛感した。