十 聖父と
聖子と
聖霊との
御名によりて。
ア-メン。
天にましますわれらの父よ、
願わくは御名の尊まれんことを、
御国の来らんことを、
御旨の天に行わるる如く
地にも行われんことを。
われらの日用の糧を、
今日われらに与え給え。
われらが人に赦す如く、
われらの罪を赦し給え。
われらを試みに引き給わざれ、
われらを悪より救い給え。
アーメン。
めでたし、
聖寵充ち満てるマリア、
主御身と共にまします。
御身は女のうちにて
祝せられ、
御胎内の御子イエズスも
祝せられ給う。
天主の御母聖マリア、
罪人なるわれらのために、
今も臨終の時も
祈り給え。ア-メン。
願わくは、
聖父と聖子と
聖霊とに
栄えあらんことを。
初めにありし如く、
今もいつも
世々にいたるまで。
アーメン。
われは、天地の創造主、
全能の父なる天主を信じ、
またその御独り子、
われらの主イエズス・キリスト、
すなわち聖霊によりて宿り、
童貞マリアより生まれ、
ポンシオ・ピラトの管下にて
苦しみを受け、
十字架に付けられ、
死して葬られ、
古聖所に降りて
三日目に死者のうちよりよみがえり、
天に昇りて
全能の父なる天主の右に坐し、
かしこより生ける人と死せる人とを
裁かんために来り給う主を信じ奉る。
われは聖霊、聖なる公教会、
諸聖人の通功、罪の赦し、
肉身のよみがえり、
終わりなき命を信じ奉る。
アーメン。
真理の源なる天主、
主は
誤りなき御者に
ましますが故に、
われは主が
公教会に垂れて、
われらに諭し給える
教えを、
ことごとく
信じ奉る。
恵みの源なる天主
主は約束を違えざる
御者に
ましますが故に、
救世主
イエズス・キリストの
御功徳によりて、
その御約束の如く、
われに終りなき命と、
これを得べき聖寵とを、
必ず与え給わんことを
望み奉る。
愛の源なる天主、
主は限りなく愛すべき
御者にましますが故に、
われ、心を尽くし
力を尽くして、
深く主を愛し奉る。
また主を
愛するがために、
人をもわが身の如く
愛せんことを
努め奉る。
ああ天主、われ、
主の限りなくきらい給う
罪をもつて、
限りなく愛すべき御父に
背きしを深く悔み奉る。
御子
イエズス・キリストの
流し給える、
御血の功徳によりて、
わが罪を赦し給え。
聖寵の助けをもつて
今より心を改め、
再び罪を犯して、
御心に背くことあるまじと
決心し奉る。
アーメン。
全能の天主、
終生童貞なる
聖マリア、
大天使聖ミカエル、
洗者聖ヨハネ、
使徒聖ペトロ、聖パウロ、
および諸聖人にむかいて、
われは思いと言葉と
行いとをもつて
多くの罪を犯せしことを
告白し奉る。
これわがあやまちなり、
わがあやまちなり、
わがいと大いなる
あやまちなり。
これによりて、
終生童貞なる聖マリア、
大天使聖ミカエル、
洗者聖ヨハネ、
使途聖ペトロ、
聖パウロ、および
諸聖人に、
わがために
われらの主なる天主に、
祈られんことを
願い奉る。
願わくは全能の天主、
われらをあわれみ、
われらの罪を赦して
終りなき命へ導き給え。
アーメン。
願わくは全能にして
慈悲なる主、
われらをあわれみ、
罪の赦しを与え給え。
アーメン。
第一 | われはなんじの主なり。 われを唯一の天主として 礼拝すべし |
第二 | なんじ、天主の名を みだりによぶなかれ。 |
第三 | なんじ、安息日を 聖とすべきことを おぼゆべし。 |
第四 | なんじ、 父母を敬うべし。 |
第五 | なんじ、殺すなかれ。 |
第六 | なんじ、 かんいんするなかれ。 |
第七 | なんじ、盗むなかれ。 |
第八 | なんじ、 偽証するなかれ。 |
第九 | なんじ、人の妻を 恋うるなかれ。 |
第十 | なんじ、人の持ち物を みだりに望むなかれ。 |
第一 | 主日と守るべき祝日とを 聖とし、 ミサ聖祭に与るべし。 |
第二 | 少なくとも年に一度は 必ず告白すべし。 |
第三 | 少なくとも年に一度は 御復活祭のころに 聖体を受くべし。 |
第四 | 定められたる期日には 償いの務めを果たすべし。 |
第五 | 各々の分に応じて 教会維持費を負担すべし。 |
主の御使いの告げ
ありければ、
マリアは
聖霊によりて
懐胎し給えり。
天使祝詞 | 一回 |
われは
主のつかいめなり。
仰せの如く
われになれかし。
天使祝詞 | 一回 |
しかして
御言葉は
ひととなり給い
、われらのうちに
住み給えり。
天使祝詞 | 一回 |
天主の聖母
われらのために
祈り給え、
キリストの
御約束に
われらを
適わしめ給え。
祈願 主よ、
われら天使の
告げを以て、
御子キリストの
御托身を知りたれば、
願わくは
その御苦難と
十字架とによりて、
ついに御復活の栄えに
達するを得んため、
われらの心に
聖寵を注ぎ給え。
われらの主
キリストによりて
願い奉る。
アーメン
天主の聖母の御保護に
よりすがり奉る。
いと尊く
祝せられ給う童貞、
必要なる時に
呼ばわるを軽んじ給わず、
かえつて
すべての危うきより、
常にわれらを救い給え。
アーメン。
天軍の栄えある総帥、
大天使聖ミカエルよ、
かつて悪魔の大群が、
全能なる天主に反きし時、
御身は
『たれか天主にしくものあらん』
と叫び、
あまたの天使を率いて
かれらを地獄のふちに追い落し給えり。
故に公教会は御身をその保護者となし、
特に日本公教会は、
御身をその守護者と崇め奉る。
願わくは霊戦に当たりて
われらを助け、悪魔を退け給え。
われらをして御身にならいて、
常に天主に忠実ならしめ、
その御旨を尊み、
その御戒めを守るを得しめ給え。
かくてわれら相共に天国において、
天主の御栄を仰ぐにいたらんことを。
御身の御取次によりて
天主に願い奉る。
アーメン。
慈悲深き童貞マリア、
御保護によりすがりて御助けを求め、
あえて御取次を願える者、
一人として棄てられしこと、
いにしえより今にいたるまで、
世に聞こえざるを思い給え。
ああ童貞中の童貞なる御母、
われこれによりて頼もしく思いて
走せ来り、
罪びとの身をもつて、
御前になげき奉る。
ああ御言葉の御母、
わが祈りを軽んじ給わず、
御あわれみをたれて、
これを聴き給え、
これを聴き容れ給え。
アーメン。
救世主イエズス・キリスト、
主は聖体をもつて
かたじけなくも
霊魂の糧となり給い、
「わが肉を食し、
わが血を飲む人は
われに止まり
われもまたこれに止まる」
と宣えり。
われは今この幸いを
得ざれども、
願わくは、
わが望みをみそなわし、
聖寵を垂れて
わが心に来り給え。
尊き聖体の御功徳によりて
信仰を強め望徳を増し、
愛熱を燃やし、
専ら主の御ために
生きながらえて、
力を尽くすことを
得しめ給え。