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男性アクションtype-B(Home)|Mannix(マニックス特捜網)シーズン1

Mannix(マニックス特捜網)

Make It Like It Never Happened(18ドルの報酬)

Season 1, Episode 5, 1967年

mannix

画像:テレビシリーズ『マニックス特捜網』(1967年)
Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Mannix
IMDb :http://www.imdb.com/title/tt0641607/

Summary

タフガイの犯罪調査員、ジョー・マニックスが活躍するアクションドラマ。 1967年-1975年、CBSで放送された。

シーズン1では巨大な犯罪調査会社の調査員、ジョー・マニックスとして、上司のルウ・ウィッカーシャムと対立しながら事件を解決する。

レギュラー出演:『秘密指令/タイトロープ(Tightrope)』のMike Connors(マイク・コナーズ)、『The Bold Ones:The Lawyers』のJoseph Campanella(ジョセフ・カンパネラ)

ゲスト出演: 当時人気子役だったAmber Flower(アンベール・フラワー)、『ドクター・ウェルビー』のElena Verdugo(エレーナ・ヴェルダゴ)、舞台俳優出身でハリウッドの赤狩りのブラックリストに載ったこともある大ヴェテランのJohn Randolph(ジョン・ランドルフ)、イタリア女優のLeticia Roman(レティシア・ローマン)、『マニックス特捜網』に何回もゲスト出演したいかつい風貌のPhillip Pine(フィリップ・パイン)

少女がインターテクト社の受付にやって来る。

少女の名前はベッツィー(Amber Flower:アンベール・フラワー)受付嬢が困っているのを見つけたジョー・マニックス(Mike Connors:マイク・コナーズ)はベッツィーの話を聞くために個室へ案内する。当然のことながら、彼の上司のルウ・ウィッカーシャム(Joseph Campanella:ジョセフ・カンパネラ)は見逃さない。

ベッツィーはなけなしの小遣い18ドルをはたいてマニックスを雇い、殺人犯の父親が刑務所にいるので助けてほしいと言う。

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画像:可愛い依頼人と契約したマニックス

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画像:ベッツィーの依頼は深刻だった

彼女の父親の名前はウィリアム・ラーキン(Phillip Pine:フィリップ・パイン)。ギャングのボス、フランキー・サンダース(Ric Roman:リック・ローマン)の手下だったラーキンがサンティナという男を射殺したその事件、ラーキン本人も自供しており有罪は動かしがたい。

すでにマニックスに別件を担当させようとしていた上司のルウはベッツィーの話を早々に断るように言うが、マニックスは明日から担当すると言い返す。たった1日でもいいからベッツィーの期待に応えてやりたいマニックスなのだ。

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画像:ルウの業務命令を勝手に1日延ばしにするマニックス

マニックスはフランキーのところへ調査に行く。

殺されたサンティナは、実業家のクリント・ヒューストン(John Randolph:ジョン・ランドルフ)が経営する会社の社員だった。ラーキンを殺人犯として告訴したのはフランキーだった。フランキーは犯行当日の9時30分に間違いなくラーキンはサンティナを殺したと言う。

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画像:マニックスの追及をはぐらかそうとしたフランキー

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画像:ウソついてる相手の冗談には一切応じないマニックス

フランキーは「ヒューストンの身内を手にかけるようなことは絶対にしない、ラーキンの単独犯行だ」とマニックスに説明したが、マニックスはフランキーが動揺したのを見逃さなかった。

ヒューストンが経営する会社はインターテクト社にとっては最優良なクライアントでもあり、ルウはただちに事件の調査から手を引くようにマニックスに命じたが、ルウの業務命令を尊重しない(いつものこと)マニックスは「俺の大切なクライアントはベッツィーだ」と言い返す。

マニックスは「ベッツィーからの依頼を業務外にすれば問題ないだろう」とルウに宣言して手を引くつもりはさらさらないと宣言した。

マニックスの気持ちはわかるが会社的には重大なダメージなので「ヒューストンからは手をひけ」とルウは念を押した。

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画像:上司の説教を聞くのにその態度はいかがなものか?

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画像:休暇を取得してベッツィーの事件を担当するとルウに宣言するマニックス

ルウのたっての業務命令をあっさり無視した(いつものこと)マニックスは、ヒューストンの私邸に向かい、ヒューストンの愛人であるステラ・スコット(Leticia Roman:レティシア・ローマン)に目をつける。サンティナ殺害の関係者は、ヒューストン、ブロック夫妻、フランキー、そして犯人とされているラーキンだった。

マニックスは関係者全員を再調査するとヒューストンに宣言する。

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画像:血の気の多いマニックスにそういうことをすると暴れるので危険

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画像:初老のヒューストンはピチピチの愛人ステラに骨抜きにされている

そこへ警官がやって来る。ガードマンをぶっ飛ばして敷地に入ったマニックスは不法侵入者なのでヒューストンが呼んだのだ。マニックスは留置所に入れられたがすぐに釈放された。釈放手続きに来たのはステラだった。

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画像:ステラが多情なタイプなことを直感で見抜いたマニックス

マニックスは、祖母の家に引き取られたベッツィーをアイスクリームスタンドへ誘う。

マニックスは「せっかく調査員を雇ったのだから希望を捨てるな」とベッツィーを励ます。殺人が行われた日の夜のことをベッツィーはよく覚えていた。「夜9時にパパとお休みのキスをした」とベッツィーが言った。

その時間に帰宅していたのが事実ならラーキンの犯行は不可能である。

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画像:かわいいクライアントのアイスクリームにホイップクリームてんこ盛りのサービスをするマニックス

マニックスは刑務所のラーキンに会いに行く。ラーキンはサンティナが5年前から妻を狙っていたので殺したと言う。マニックスはベッツィーの証言をラーキンに伝えたが、ラーキンは少し動揺しながらも、子供の証言なんか当てにならないと言う。

マニックスはラーキンが死に急いでいると感じ、ラーキンがサンティナを射殺したのではないと直感する。

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画像:ラーキンは早く死刑になりたいと言う、何故かと訊くマニックスを追い出すラーキン

マニックスはブロック夫妻が経営している小さな玩具工場へ行く。妻のエヴァ(Elena Verdugo:エレーナ・ヴェルダゴ)はサンティナの別れた妻だった。

エヴァとサンティナが離婚したのは3年前。エヴァはその後、現在の夫と再婚した。工場はかなり賃料の高い場所を借りており、マニックスはその金の出所が怪しいとにらむ。

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画像:気の弱そうな夫がなにか言おうとしたのを止めたエヴァ、マニックスは二人が誰かをかばっていると感じた

ラーキンの死刑執行の日が迫っている。マニックスはベッツィーから、彼女の祖母が近く大金を手にできそうだと言ってることを知らされた。

マニックスはインターテクト社のコンピュータでラーキンを含めた関係者の身元を社員のパーカーに調査させた。ルウは会社の設備をマニックスが業務外に使用したことを説教した。

頭に来たマニックスは「パーカーに頼んだ10分間の調査費用は俺に請求しろよ」とルウに言い放ったところ、ルウは即座に「じゃあ、そうするよ」と言い返した。

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画像:マニックスにも通じないが、仕事に関しては、ルウにはさらに冗談は通じない

マニックスの自宅にフランキーの手下のエディが忍び込み、ベッドに爆発物を仕掛けた。そうとは知らないマニックスが帰宅したところ、窓ガラスが割られていた。

クローゼットに隠れていたエディと乱闘になったマニックスがエディをベッドに投げ飛ばしたところ、大爆発を起こし、エディは即死、マニックスも爆風に飛ばされた。

フランキーの自宅に激昂したマニックスが押し入る。怒らせたらギャングより凶暴になるマニックス(いつものこと)である。もう冗談どころか、真相を話さないとマニックスに殺されそうなので、ものすごく怯えるフランキー。

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画像:ボスのフランキーが半ベソかくくらいの迫力で迫るマニックス、すでにビンタ済み

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画像:この事件の関係者は全員買収されているとマニックスは気がついた

サンティナはフランキーに多額の借金があった。ところがサンティナはエヴァとの離婚訴訟で高給な弁護士を雇った。その費用は誰が払ったのか?とマニックスがフランキーをシメあげた。

費用を払ったのはステラが通っているダンス教室の振付師オーモント(Logan Ramsey:ローガン・ラムゼー)だと言う。マニックスがオーモントのところへ調査(ていうか、脅しに近い説諭)に行くと、オーモントは逃げ出そうとした。

オーモントはステラに頼まれて費用を代理で払っただけだった。

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画像:ヤクザがカツアゲしてるようにしか見えないがマニックスはただいま調査中

マニックスはステラを誘惑する。ヒューストンは彼女にベタ惚れだが、彼女ははかなりの浮気性だとマニックスは見抜いていた。

インターテクト社へエヴァの夫がマニックスに伝言を頼んだらしい。悪い予感がしたマニックスは玩具工場に急行したが、エヴァの夫は何者かに殺された後だった。マニックスに「あなたに密告しようとしたから夫は殺された」と叫んでエヴァは半狂乱になった。

ヒューストンがインターテクト社に圧力をかけてきた。ルウはマニックスは病気で休職中だと告げた。

マニックスがヒューストンに関与しないようにと念押しされたルウだが、マニックスとインターテクト社が無関係であることをヒューストンが納得しなければ、インターテクト社はヒューストンとの関係を解消してもかまわないと宣言した。

いざとなれば、男気を見せるルウの乾坤一擲である。

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画像:マニックスは業務外だからインターテクト社は彼に関与しないと告げるルウ

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画像:会社の営業成績も大切だがマニックスを売るようなマネは絶対しないルウである

しかし、企業経営者としてルウはマニックスに手を引くように忠告した。

証拠がつかめなければ何にもならない。しかし、マニックスは聞き入れない(いつものこと)。「社として責任を負うことは無いだろう?」とマニックスに説教されたルウは「おまえが俺にビジネスルールを説くな!」とキレた(ひじょうにめずらしいこと)。

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画像:マニックスにライターを貸しながら「ライターも探せないようなお前が証拠を掴めるのか?」と嫌味を言うルウ

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画像:マニックスに説教されるなんて断じて気に入らないルウである

さらにルウは、ラーキンが無罪である証拠はどこにもない、直感だけで調査を継続するなと警告するが、マニックスは聞き入れない(いつものこと)。

マニックスは自分の直感を信じている。2日後にはベッツィーの父親の刑は執行される。マニックスは関係者がみんなでサンティナを殺した真犯人をかばっていると断定している。

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画像:ルウはマニックスをかばおうとしているのだが、マニックスはあきらめない

マニックスは最後の賭けに出る。再びヒューストンの私邸に忍び込んだマニックスはステラと大胆にキスシーンをしてみせてヒューストンの反応を見る。

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画像:最有力な容疑者の弱点を突くマニックス

嫉妬深いヒューストンはすっ飛んできた。

マニックスはここぞとばかりに、ステラとサンティナが愛人関係にあり、それに嫉妬したヒューストンが激昂してサンティナを撃ったとステラが寝物語に自分に教えてくれたと大嘘をつく。

逆上したヒューストンがマニックスに襲いかかる。それがすべての証拠だった。

ヒューストンは逆上すると前後の見境がつかなくなるのだ。

サンティナと浮気していたステラは、彼をエヴァと離婚させた。それを知ったヒューストンがサンティナを射殺し、身代わりを立てる代わりにフランキーに大金を支払ったのだ。

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画像:ヒューストンに殺されると怯えるステラ、それ見たことかと自信満々のマニックス

マニックスに取り押さえられたヒューストンはついに観念した。ヒューストンに買収されたエヴァの夫は真相をマニックスに密告しようとして殺されたのだ。

マニックスはラーキンとアイスクリームスタンドで待ち合わせた。ラーキンは釈放されたが、いきなりマニックスに殴りかかった。ラーキンは濡れ衣を着て死刑になる代償としてヒューストンから大金を報酬として得る約束をしていたのだ。その金をベッツィーに渡す予定だった。すべては娘の将来を心配した父親の捨て身の愛情だった。

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画像:何しやがる!と、殴り返すわけにもいかないマニックス

ラーキンは余計なことをしたと怒るが、そこへ、ルウがベッツィーを連れてきた。マニックスがベッツィーに頼まれてラーキンの無罪を証明したことをラーキンは知らなかった。

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画像:ナイスタイミングでルウの登場、子供の笑顔はお金には替えられない

ベッツィーはマニックスに感謝した。ラーキンは「マニックスが好きか?」とベッツィーに訊いた。ベッツィーは「大好き」と答えた。それを見たラーキンは「おまえの友達ならお父さんも好きにならないとな」と愛好を崩した。

ホッとしたマニックスにルウは「善行は終わったのか?じゃあ、これ」と封筒を手渡した。

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画像:本当にホッとしているマニックス

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画像:なぜか嬉しそうなルウ

上機嫌のマニックスがおごってくれると言うのでルウはチョコレートソルベをダブルでオーダーした。

封筒の中身はマニックスがパーカーに依頼した業務費用の請求書だった。

請求書の金額を見たマニックスは愕然とした「たかが10分だぜ!」そう、インターテクト社の設備と社員はとても高額なのである。

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画像:高給取りのはずのマニックスが絶句する高額な請求書、当然という顔のルウ

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画像:マニックスの抗議にまったく動じないルウ

顔面蒼白になるマニックス(めずらしいこと)を横目で見たルウはしてやったりと笑顔であった(めずらしいこと)。

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画像:困り果てるマニックス、ルウは笑いをこらえられないようだ

子供の小遣い程度の報酬で働いてしまうマニックスのお人よしぶりにも驚くが、あいかわらずインターテクト社のコンピュータを凌駕するマニックスの直感力である。だが、しかし、今回はコンピュータも一役買ってくれたのだからマニックスも少しは会社の設備を信頼し、その価値=価格が身に染みたことだろう。

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★リージョンにはくれぐれもご注意ください★
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