男性アクションtype-B(Home)|Mannix(マニックス特捜網)シーズン1
Mannix(マニックス特捜網)
Nothing Ever Works Twice(容疑者マニックス)
Season 1, Episode 3, 1967年
画像:テレビシリーズ『マニックス特捜網』(1967年)
Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Mannix
IMDb :http://www.imdb.com/title/tt0641619/
Summary
タフガイの犯罪調査員、ジョー・マニックスが活躍するアクションドラマ。 1967年-1975年、CBSで放送された。
シーズン1では巨大な犯罪調査会社の調査員、ジョー・マニックスとして、上司のルウ・ウィッカーシャムと対立しながら事件を解決する。
レギュラー出演:『秘密指令/タイトロープ(Tightrope)』のMike Connors(マイク・コナーズ)、『The Bold Ones:The Lawyers』のJoseph Campanella(ジョセフ・カンパネラ)
ゲスト出演: 子役時代から有名なグラマー女優のGloria DeHaven(グロリア・ディヘイヴン)、『ミスタァ・ロバーツ』でデビュー後テレビシリーズ『Bringing Up Buddy( 日本未放送)』に主演したFrank Aletter(フランク・アレッター)、舞台俳優のRobert H. Harris(ロバート・H・ハリス)
今日もまた、インターテクト社の重役であるルウ・ウィッカーシャムは頭痛薬を服用している。そこへのっそりと出社したマニックスにルウは離婚訴訟の案件を担当するように命じるがマニックスは離婚関係の事件が嫌いだったので堂々と断る(いつものこと)。
手のかかる部下が一人いるので頭痛薬がないとやっていけないルウ。
上司の依頼を笑顔で断るマニックス、あっさりあきらめたかに見えたルウ。
しかし、依頼主がグロリア(グロリア・ディヘイヴン)だと知らされるとマニックスの顔色が変わった。ルウのオフィスに取って返したマニックス、待ち構えていた ルウは「グロリアはおまえの個室で待ってるよ」と告げた。
グロリアはマニックスの昔の恋人だった。離婚訴訟なら弁護士に頼めとマニックスがグロリアに言うと彼女は泣き出した。
夫のヴィクターはギャンブルにのめり込んでいるしほかに女も作っているという。ヴィクターは名士なのでスキャンダルになるのが困るとグロリアは言う。
マニックスは仕方なく引き受けることにした。グロリアはマニックスから昔プレゼントしてもらったおもちゃのカルーセルを大切にしていると言う。
待ってましたとばかりに半笑いのルウ。
珍しくルウにしてやられたマニックス。
女に泣かれると弱いマニックスはグロリアの依頼を渋々受ける。
マニックスがグロリアの家に向かうと何者かに後頭部を殴られて失神させられる(いつものこと)。マニックスが気がつくとすでにヴィクターは死体となっていた。
わけがわからないマニックス、凶器はマニックスの拳銃。
ルウは頭痛がひどくなったので自宅で静養中、そこへマニックスが現れる。マニックスは「俺の銃が殺人に使われたから指紋を調べ てくれ」と言う。
グロリアに利用されたと激昂するマニックスをなだめるルウ。「彼女がそんなことするわけないだろう」とルウは言ったが、マニックスはグロリアを信用した自分にも腹が立っているので彼の怒りは治まらない。
マニックスは自分の拳銃を指紋採取のためにルウに渡したので、ルウの拳銃を盗んで姿を消した。ルウはインターテクト社に電話して休暇を返上して出社することにした。いぶかしがる部下に、ルウは「自宅にいても頭痛が治らないからだ!」とキレた(めずらしいこと)。
マニックスのせいで会社を休むことになったルウ。
ノックすりゃあいいものを合鍵盗んでルウの自宅にやって来たマニックス。
頭に血が上っているマニックス、ルウの責任じゃないけどとりあえず言いやすいのでルウを怒鳴る。
「貸してくれ」と頼んでもルウが止めるだろうからと、黙って盗むマニックス。
グロリアの家ではヴィクターの葬儀が行われていた。思い出のカルーセルでグロリアに訪問を告げたマニックスは、あまりにもタイミングがよくヴィクターが殺されたのでグロリアが自分をハメ たのではないかと疑った。
怒ったグロリアに横っ面を張り飛ばされたマニックスは、グロリアにヴィクターの浮気相手は誰かと尋ねた。グロリアはモデルをしているスーザン(レスリー・パーキンス)だと言う。
ラジオではマニックスが殺人容疑者であると報道されていた。警察はマニックスを懸命に探していた。 スーザンの家に向かうマニックス。そこへ訪ねてきたのは殺されたヴィクターの共同経営者であるマロイ(ロバート・H・ハリス)だった。スーザンはヴィクターの浮気相手ではなくマロイの情婦だった。マロイはポーカー賭博の件でよけいな火の粉をかぶらないように、スーザ ンを高飛びさせに来たのだった。
カンカンに怒っていたマニックスだがグロリアにビンタされて少し落ち着く。
スーザンはマロイの女だった。彼女を脅して姿をくらますマニックス。
ジュリアスという偽名を使ってマニックスからかかってきた電話に出たルウは「ここへ電話をかけてくるなと言っただろう!」と怒鳴った。
ルウが心配したのはすでにルウの自宅の電話は警察に盗聴されているからだ。
ルウは慌てて車で飛び出す。警察が尾行していることに気がついたルウは「トランクにマニックスを隠してないから尾行をやめさせろ、コミッショナーに抗議するぞ」と知り合いの警察署長を脅して尾行をやめさせた。しかし、ルウの自動車の後部座席にはマニックスが隠れていた。
さすが説教番長!警察に尾行されても署長を恫喝してやめさせてしまう実力。
わき見運転は危険です。
たしかにトランクには隠れてないけど・・・いちいち大胆すぎるマニックス。
マニックスに拳銃からは「お前の指紋しか出なかったぞ」と教えたルウ、マニックスはすでに予感していたようだ。
ルウはコンピュータの分析結果をマニックスに教えたがマニックスは全然当てにしない(いつものこと)。高額なコンピュータよりも自分の勘のほうが優秀だと言うマニックス。 ルウはコンピュータがはじきだした最重要な容疑者がマニックスだと教えた。
安全な場所でマニックスを下したルウはマニックスに連絡を取りたいと言うクララ(カーラ・モスト)が待っているというコーヒーショップの場所を教えた。クララに会ったマ ニックスはいきなり銃撃された。クララの車を借りたマニックスは銃撃してきた車を追跡するが途中で事故を起こして逃げられてしまう。
ルウの説教に唯一負けないのがマニックス、それはそれで凄いことかもしれない。
ルウは自宅の電話が使えないので公衆電話の番号を教えてマニックスからの連絡を待っていた。マニックスがクララの自宅へ行くとすでにクララは殺されていた。 マニックスはルウに連絡を取った。ルウはスーザンの身元を洗い出してくれたがマニックスは彼女は無関係だと分かっていた。
クララが殺されたことをルウに告げたマニックスは「俺も頭痛がしてきた」と言う。 クララの家にローレン・マーシャル(フランク・アレッター)が訪ねてきた。彼はクララを迎えに来たという。。マニックスはローレンの車をローレンごと奪って逃走する。 マニックスはこの事件にはギャンブルの負けが込んでいる人物がかかわっているとローレンに話した。
クララも殺されてしまい万事休すのマニックスも頭痛がしてきたらしい。
マロイはヴィクターの共同経営者だったがギャンブルの元締めでもあった。
ルウはグロリアを連れてマニックスが指定してきた駅に向かう。 なかなか現れないマニックスを心配するグロリアだが、ルウは「マニックスの言うとおりにしたほうがいい」と言う。
コンピュータの計算よりも親友であることを優先したルウ、さすが頼れる上司。
負傷して駅に到着したマニックスはインターテクト社に電話してマロイの住所を聞き出した。 マロイの自宅へ向かったマニックスは運転手をぶっ飛ばして玄関から押し入る。マニックスは事件の真相を知っているのはマロイだとにらんでいた。
マロイはギャンブル仲間の借金証文を管理していた。マニックスは借金証文からローレンがヴィクターに多額の借金があることを知る。
ローレンの車で事故って顔面打ったマニックス。
マロイの自宅に銃をかまえたローレンが押し入って来た。 ローレンは借金証文をマニックスから取り上げたが、まだ帳簿が残っているとマニックスはローレンを挑発した。
インターテクト社のコンピュータは4人の容疑者を推定していた。グロリア、スーザン、そしてマロイ、残る一人がマニックスだった。
マニックスはその4人の誰もが犯人でないと推理した。
3人から情報を得られる立場にいて、さらにローレンはヴィクターを殺す動機があった。ローレンはグロリアからマニックスへの依頼を相談されていたのでマニックスに濡れ衣を着せようとしていたのだ。
マロイの金庫にあった借金証文でローレンの犯行だと確信したマニックス。
保身のために婚約者すら手にかけたローレン。
マニックスは一瞬のスキをついてローレンを撃った。そこへルウとグロリアが駆けつけた。インターテクト社のコンピュータもローレンが犯人だとはわからなかった。ルウは警察に電話を掛け「マニックスは犯人ではなかった」と連絡した。
マニックスはマロイの金庫にあった借金証文を暖炉に投げ捨てた。こんなくだらないもののために何にも人が死んだのだから。 グロリアはマニックスのことを今でも愛していると告白したがマニックスは彼女の前から去った。
すっかりお疲れのマニックス、後始末は全部ルウにまかせてしまう。
元彼女を疑ってしまい後悔しつつ、マニックスはやはり別れることにした。
ここまでコンピュータが空振りしてしまうエピソードも珍しいが、こんなにあっさりマニックスの経験と勘に完敗してしまったのでは高額の投資がバカらしいことになって しまう。これでまたルウはマニックスに頭が上がらなくなるのかと思うと、気の毒でならない。