男性アクションtype-B(Home)|Mannix(マニックス特捜網)シーズン1
Mannix(マニックス特捜網)
Skid Marks on a Dry Run(スキャンダルを探せ)
Season 1, Episode 2, 1967年
画像:テレビシリーズ『マニックス特捜網』(1967年)
Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Mannix
IMDb :http://www.imdb.com/title/tt0641648/
Summary
タフガイの犯罪調査員、ジョー・マニックスが活躍するアクションドラマ。 1967年-1975年、CBSで放送された。
シーズン1では巨大な犯罪調査会社の調査員、ジョー・マニックスとして、上司のルウ・ウィッカーシャムと対立しながら事件を解決する。
レギュラー出演:『秘密指令/タイトロープ(Tightrope)』のMike Connors(マイク・コナーズ)、『The Bold Ones:The Lawyers』のJoseph Campanella(ジョセフ・カンパネラ)
ゲスト出演:映画『The Undefeated (大いなる男たち)』Marian McCargo(マリアン・マッカーゴ)、テレビシリーズ『グリーンホーネット(The Green Hornet)』の
Wende Wagner(ウェンディ・ワグナー)、『グレンミラー物語(The Glenn Miller Story)』のCharles Drake(チャールズ・ドレイク) 、長身の二枚目俳優のGene Rutherford(ジーン・ラザフォード)
議員に立候補を予定している実業家のアダム・ピアソン(チャールズ・ドレイク)がインターテクト社に、ある人物のスキャンダルを探し出すように依頼してきた。対象は誰か?という質問にピアソンは「自分だ」と答えた。彼は、選挙運動を有利に進めるために対立候補に攻撃されそうな弱点をあらかじめ探しておき、事前に対処しておきたいということだった。
画像:射撃はプロ級だけど社内の射撃検定において試験官の目を盗んでテキトーに撃っちゃうマニックス。
画像:「遠くから相手の膝を撃ち抜く君がなんであんな成績なんだ?」という試験官に「ラッキーだっただけだよ」とはぐらかすマニックス。
ルウはマニックスに「ピアソンはコンピュータの調査でも経歴において特に問題となるようなことは無い」と言ったが、マニックスは自分の経験とカンを信用するのでコンピュータの結果をあまり信用しない(いつものこと)。マニックスはピアソンが学生時代に出入りしていた賭け専門のプールバーへ調査に向かう。当時のピアソンを知っているベテランのハスラーはマニックスと別れた直後に殺されてしまった。
マニックスがピアソンの妻マーサ(マリアン・マッカーゴ)に夫のことを尋ねると「彼は素晴らしい人」と言うだけだった。社に戻ったマニックスはルウに報告した。ルウはピアソンの妻には近づかないように念を押していたのに、平然と業務命令を無視した(いつものこと)マニックスに説教をした。
画像:インターテクト社自慢のコンピュータを信用しないマニックスのマイペースに振り回される、真面目な同僚のペンダーと気の毒な上司のルウ。
画像:ビリヤードも得意なマニックス、プロもたじたじの腕前。
画像:マニックスの行く先々で死体の山が築かれる。
次にマニックスが会ったのはピアソンと学生時代に付き合っていた元女学生だったが、彼女の夫はまるで妻を見張っているようだった。そこでもピアソンのスキャンダルとなりそうな話は聞けなかった。
業務報告を怠る(いつものこと)マニックスの居所を把握するためにルウは部下に命じて彼の車に追尾装置を仕掛けておいたが、カンのいいマニックスにコードを抜かれてしまう。インターテクト社自慢のハイテク技術だが、ルウは部下に「俺の車にはつけるなよ」と付け加えることも忘れなかった。
マニックスはピアソンの秘書エリス(ウェンディ・ワグナー)に接近する。マニックスが彼女に「君みたいに美人な秘書には雇い主が恋愛感情を抱くものじゃないのか?」と問うと「彼は他の男性とは違って立派な人だ」と言うのみだった。
画像:ハイテクな追尾装置でマニックスの居所を確かめるルウ。
画像:甘いムードで秘書の口を割らせようとしたがガードは固いようだった。
マニックスは背の高い男オウニー(ジーン・ラザフォード)に付け狙われるが、あっさりと叩きのめしてしまい、彼の運転免許証から身元を割り出す。
オウニーはシカゴのシンジケートに雇われていた殺し屋だった。マニックスは秘書のエリスがシンジケートの接待役で、彼女とオウニーが連絡を取り合っていることを突き止めた。マニックスが再度、マーサに会うと彼女は夫が何か秘密を持っているようだと嘆いた。
画像:銃も殴り合いもギャング以上に強いマニックス。
画像:マニックスは相手が女でも容赦しないでぶっ飛ばすこともたまにはある。
マニックスが会ったピアソンの昔の恋人もオウニーによって殺されていた。ピアソンはシンジケートが政界進出を狙って擁立した候補者だった。
インターテクト社に調査を依頼しておき、マニックスが突き止めた、彼がシンジケートと関係があることを少しでも知る人間を片っ端から殺していたのだった。インターテクト社は調査報告書をピアソンの自宅へ届けたが、その報告書を受け取ったのが妻のマーサだと聞いたマニックスはすぐさまピアソンの自宅へ駆けつけた。
すでにシンジケートの殺し屋たちはピアソンの自宅にいた。マニックスは拳銃を突きつけられて家の中に連れ込まれた。ルウはマニックスが追尾装置を切断していないことに違和感を感じ、彼が居所を知らせようとしていることに気がつき、ピアソンの家に向かった。
シンジケートの殺し屋たちはピアソンに妻を差し出すように迫った。ピアソンは妻を連れて行くふりをして殺し屋たちに銃を向けたが返り討ちにされた。マニックスは殺し屋たちと格闘になり、そこへルウが踊り込んで殺し屋たちを倒した。
画像:ナイスフォローなルウ、マニックスはもう一人の殺し屋と格闘中。
ピアソンを助けられなかったことをマーサに詫びるマニックス。ルウの命令どおりにしていればマーサは夫の秘密を知ることもなく、ピアソン本人まで死ぬことはなかったかもしれないのでマニックスは後悔した。
しかしマーサは「彼は夫ではありません、私の恋は17歳で終わりました」と言い、ピアソンに裏切られたことに絶望して涙を流した。
画像: マーサに詫びるマニックス、ルウは結果は同じだったとでも言いたそうだ。
このエピソードのプロットはSeason6、Epsode21「Search for a Whisper」(http://www.imdb.com/title/tt0641641/)に流用される。
今回ばかりはルウの業務命令を無視したことが裏目に出たと言えなくもない。いつもマニックスがタバコをくわえればマッチを差し出すくらいな仲良しのルウではあるが、相手は上司であることを自覚してマニックスもたまには反省してほしいものである。